心の灯り―キミがいてくれたから―

自由行動の時間。


歩くとお腹が・・・。


「真由・・・お腹痛い・・・」


「え?トイレいく?」


「そうじゃなくて・・・」


「あ、そういうことか」


真由は納得したみたいで、前を歩いている2人のところに向かった。


真由がどう話たか知らないけど、あたしと陽人が残って近くにあるカフェに来た。


「大丈夫か?」


陽人がすごく心配そうな顔で言う。


「大丈夫。歩いたらズキズキするけど」


笑いながらそう言うと陽人の顔が赤くなった。


2人でお茶をしながらのんびり過ごす。


「それ・・・」


カバンのお守りを指差す。


「あぁ、京都の縁結びのお守りだよ」


「オレもつけるかな」


カバンからお守りを出してカバンにつけた。


「お揃いだね」


嬉しくてあたしが言うと、すごく優しく笑ってくれた。


陽人との縁ずっと続くといいなぁ・・・。


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