心の灯り―キミがいてくれたから―


次は念願のプリクラ!!


「マジで撮るのか・・・?」


「撮る!!」


うんざりしてる陽人を無視してプリ機の中に入る。


「陽人も早く!!」


はぁ・・・って深いため息が聞こえたけど、そんなの無視無視!!


「えーとどれにしようかなぁ」


「変顔していい?」


「ヤダ」


「だったら横向いていい?」


「ダメ。ちゃんと撮って」


「・・・・はい」


背景も決めて2人で並んで立つ。


「楽しそうにしてね!」


あたしの注文にあきらめたのか


「よし!オッケー!!」


陽人が腹をくくった。


2人でピースしたり変顔したり陽人があたしの髪をグチャグチャにしたり、


笑いながら何パターンか撮った。


文字は『初デート』は恥ずかしいから『誕生日』


陽人も『みお!おめでとう!』って書いてくれた。


幸せってばっかり言ってるけど、本当に嬉しくて幸せで・・・。


世界一楽しくて幸せな誕生日だった。


これからも誕生日は陽人とすごしたいな・・・。


そう強く思った。


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