空色のメロディ
何回も打ち直して、変な文になってないか、たくさん確認した。

たった一通のメールに、こんな時間かけたのは初めてかもしれない…。


何度も何度も読み返して、小さく深呼吸をすると、『送信』ボタンを押した。



なんだろう…この感覚……。

私の心臓、どうかしちゃったのかな…。

さっきから、ドクン、ドクンって…鳴りやまないの……。


「ふぅー…。あ、そうだ、友達を誘うんだったね。
ま、佳奈がいいよね~、同じところ受けるんだし…。

早速メールしよーっと。」



佳奈にメールを送ると、1分もしないうちに返信が来た。

「早すぎでしょ…。」


『件名:オッケッケー(^^♪

おっけー。

また日にち決まったら、教えて~。


っていうか、誰情報よ。

例の先輩~?


メール来たの?


よかったね~。』


げ、先輩からってばれてる…。

鋭いなぁ…。


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