空色のメロディ
―――「うぅー…。まだお昼かぁ…。」

「まだお昼か、ってどういうことよ…。まだまだ3月にはなりませんよ~。」

「わかってるけどさぁ…。楽しみなんだもーんっ!」


だって、また先輩に会えるんだよーっ!

待ちきれないっ!


「全く、受験前だって言うのに…。この教室の中じゃ、いーが1番緊張感がないと思う。」

「緊張ぐらいしてるよー!」


ただ、その先に楽しみが増えちゃっただけなの!

はー楽しみー!


「もぉ…。1日中幸せそうな顔して…。久しぶりに見たよ、そんな幸せそうな顔!」

「えへへ~、そんな顔し―――」

『プルルル…』


お、メール。

私友達少ない方だから、滅多に来ないんだよね。


携帯を開いて、送り主を見た瞬間、私は絶句した。


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