空色のメロディ
―――「おっはよう、いー!」

「おはよう、佳奈。」


次の日、私は今までで一番元気よく学校へ行った。

なんでかはわからないけど、すごく幸せな気分だった。


「なに~? いー、今日超元気じゃん♪」

「べっつに~。いつも通りですけど~?」


顔がニヤついてるんじゃないかなってのは、自分でもわかる。

昨日から、治らないからしょうがない。


また、病院に行った方がいいのかな?

このニヤケを治してください、って。


「もー、何があったの?」

「何にもないって。しいて言えば…」

「言えば?」

「柚高の先輩にあった。」

「えーいいじゃん、男子?」

「秘密。」

「何それーっ!」


きっと、今まで以上にニヤついていると思う。

自分でも、抑えが効かない。


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