桜色のラブレター


「おもしろがらないでよ…

ほんとに困ったな…」


ほんとにどうしよう


また今度聞かせて下さいとか言ってたし…

私が困っていると隣から視線を感じてふいに隣をみると



眉を少し上げて私の方を見ている隼がいた


さっきまでは他の男の子とずっと話し込んでたのにどうしたんだろう…


私は心配になり


「どうしたの隼…?」


と聞いてみると隼は


「なんでもねぇ…


メシ食いにいくぞ」

といってさっさと歩いていってしまった

どうしたんだろう…


隼…


そんなことを考えながら隼の後を追いかけた私は後ろで咲が


「ほんと素直じゃないんだから」


と笑っているのに気づかなかった



< 57 / 90 >

この作品をシェア

pagetop