桜色のラブレター


それから3日間

私は隼と帰ることはなかった…


私は机の上でうつ伏せになっていた。



隣の席なのに何も話せないことに歯がゆさを感じた…


こんなにも近いのに…


どうして?



手を伸ばせば届く距離なのに…







こんなにも私達の距離は遠いの?



そんな時…



また廊下やクラスに騒がしい声が聞こえる


あの時と同じ感覚…


目の前にはあの時と同じ島崎くんがいた


そして

「川瀬さん!返事聞かせて下さい」


真っ直ぐな島崎くんに胸を痛めながら私はイスから立ち上がり腰を深く下げてハッキリと








< 60 / 90 >

この作品をシェア

pagetop