恋スル乙女。



「立花、週番か?」


嫌だよ、先生の顔。

絶対何か企んでるもん。


「…はい」

「よし。喜べ、週番には特別な任務を与えてあげよう」

「……………」


やっぱり。

どこが“喜べ”よ…

喜ぶ要素皆無じゃん…


「放課後、職員室な」

「…はあい」


先生のめんどくさいこと任されただけじゃん。

ツイテナイ。


先生と別れた後、小さくて溜め息をして教室に戻った。

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