第2ボタン。

あたしと留美は遊びすぎたから、ベンチに座って休んでいた。

「ねぇ、実衣」

「んー?」

「あのさ、実はあたしの好きな人がこのお祭りにきてるの」

「えぇ!?」

「だから、少しだけ行ってきてもいい?」

「うん!!いいに決まってるよ!!」

「ありがと~」

留美はスマホでなにか打ってから、

「神社の前で待ってるって」

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