第2ボタン。

あたしは、なんだか赤尾くんのことが気になる。

なんであたしだけは避けているのか。

なんであたしなのか。

あたしがなにかしちゃったのか。

なにかしたなら謝りたい。

そう思っているけど、

話しかける勇気もないあたしってへたれ。

赤尾くんとは同じクラスなのに、1言も話さないまま、

時間だけが過ぎて行った――。

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