第2ボタン。

“好きなやつ”

その単語を聞いただけで顔が熱くなるのがわかる。

「もらってくれる?」

「もちろんです…」

そう言って、あたしは赤尾くんの手に置いてあるボタンをそっととった。

そして、握りしめる。

「ありがとう…。赤尾くん…。ずっと大切にするね」

「っ…、お前かわいすぎ」

そういって、赤尾くんに抱きしめられた。


Fin***

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