ひだまりHoney

「区別出来てますよ!」
「本当ですか?」

紺野さんは頬杖をついて、桃宮さんを挑発するようににやりと笑う。

「よし、紘見てろよ! 平加戸、俺の名前覚えてるか? 言ってやって」

そして私に対しても意地悪そうな笑みを向けてくる。

「紺野晴暉さん。ちゃんと覚えましたよ」
「良くできました……さて、もう少し仕事頑張るか。頑張った後のご褒美は、ラーメンだ。コラーゲンたっぷりのとこにでも連れて行ってやる」
「えっ」

思わず頬に手を添えれば、紺野さんが「決まり!」と嬉しそうに笑った。


< 121 / 447 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop