ひだまりHoney

月曜は代休だけれど、その次の日の火曜日から、自分がなんの仕事をすることになるのか、まだ聞いていないのだ。

派遣期間の終了までにはまだ日にちがある。事務に戻るのだろうか。

仕事は大変だけれども、今の環境の方が私にとって良いというのは明らかで、上田係長の下で働くことは苦痛でしかないだろう。

戻らなくて済むのなら、どんな仕事だって頑張る。

とにかく、紺野さんか大田原さんに相談してみよう。

自分の気持ちをちゃんと伝えて、計らってもらえるようにお願いしよう。

まずはそこからだという結論に達し、私はバックヤードを目指し歩き出した。

二十メートルくらい歩いて、私はとあるスペースの前で立ち止まると、首を傾げた。

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