ひだまりHoney

とりあえず二人揃って愛想笑いを浮かべた。

松戸さん達も大田原さんも不思議そうな顔をしたけれど、すぐにそれぞれのしていた事へと気持ちが戻っていった。

美都里さんの腕に力がこもった。また私に顔を寄せてきた。

「じゃあ、どういうこと?」
「美都里さん、紺野さんに私が大田原さんを格好いいって言ってたって、メールで教えましたよね?」
「言ったわよ」
「それで紺野さんが、私があまりにも男の人に対して恐がってるから、大田原さんはどうだって、克服するには良い相手だからって言ってきて……それを大田原さんにも言ったみたいで。話がややこしくなってしまって」
「ふうん……で、紺野さんと付き合うの?」

まさかと、私は首を振る。

「じゃあ珠洲ちゃんは、紺野さんのことどう思ってるの?」
「えっ!?」

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