ひだまりHoney
「そんな嫌そうな顔しないで。、悪口言われてるわけじゃないから大丈夫だよ。みんな珠洲ちゃんに結構好意的なんだから」
「……はぁ」
みんな好意的だと言われても思い浮かぶのは上田係長の顔だけで、私はぶるりと身震いをした。
「午後、楽しみだなぁ」
「え?」
「大田原さん……は置いといて。私、紺野さんと一緒に仕事してみたかったんだよね。結構ムチャぶりするらしくみんな嫌がってるけどさ。珠洲ちゃんももちろん一緒に手伝い行くよねー?」
聞くまでもないけどという様な口ぶりで問いかけてきた彼女に向かって首を傾げると、その瞬間、美都里さんは理解出来ていないかのように表情を固まらせた。
「え、だって。あのエロオヤジの吐いた空気を吸いながらよりも、オールエヌのイケメンツートップを見ながらの方が、楽しく仕事できそうだよね?」