【完】女王様と、ナヨナヨくん。
私が怪訝な顔をすると、飛鳥はきょとんとした顔をする。
この反応は何なのかしら?
「えぇっ?あぁ………それはまぁ……とにかく、大丈夫でしょ。」
「…?」
そこまで話していたところで、朝のホームルームが始まり。
私の緊張を無視して、お昼ご飯の時間は着々と近づいていた。
ーーキーンコーンカーンコーン…--
ついにお昼になってしまったわ。
ランチバッグを掴んで、屋上に向かって歩き出す。
屋上には既に、原田くんがいて昼寝をしていた。
…またサボっていたのね。