【完】女王様と、ナヨナヨくん。





「でも、レーラちゃんもレーラちゃんだよ!」



「はぁ?」


「レーラちゃんて良い意味でも、悪い意味でも、目立つんだよね。その性格が治せないんなら、噂されても気にしない器は持ってないとダメだよ。」




それって………。
私が悪いのかしら??




飛鳥の言葉で、両成敗された私ちち。
ツイッターで拡散しようとしたクラスメイトが謝ってきて。


……私も、騒音を起こしたことを飛鳥によって謝らされたわ。





そして、教室はいつも通り。
凍りついていたことさえ、忘れてしまったように元に戻る。



いつも、こうやって飛鳥は私を助けてくれる。
私のストレートな言葉を諌め、周りとの仲介をしてくれる。



特に言ったことはないけれど。
本当は、飛鳥には日々感謝しているの。



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