【完】女王様と、ナヨナヨくん。
『えーと、このクラスは35人だからー……バスが2人がけシートだから1人余ってしまうな。じゃあ……』
「先生。」
『お?西、どうした?』
「私、1人で座るわ。」
『えっ、おい…どうしたんだ?その1人は補助席にと思ったんだが』
「良いんです。先生、私が1人で座ります。」
そう言い切ると、飛鳥が立ち上がった。
「ちょっ…レーラちゃん!?一緒に座ろうよ!」
「…1人が良いの。それに、飛鳥の隣にはきっと誰かが座ってくれるわ」
「えっ…」