【完】女王様と、ナヨナヨくん。
飛鳥は、とても驚いた顔をしていた。
先生も、かける言葉を探しているみたい。
「でもな、西!一緒に座ろうと言ってくれる友達もいるんだし…」
そんなこと言われても、先生。
飛鳥には、飛鳥と仲良くしたいって思ってる子が沢山いるのよ。
それなのに。私の隣に座っていたら…
「先生、そんなこと関係ないわ!私は1人で座る、私がそう決めたんだから」
「「「………」」」
先生は完全に言葉を失っている。
クラスメイトは、そんなに言うのならそれで良いのでは?という雰囲気になってしまっている。
それに、全員が私が言い出したら折れないことも知っている。