【完】女王様と、ナヨナヨくん。





「……分かりました。私、レーラちゃんの隣じゃなくて良いです。」



そして飛鳥も折れて、先生も折れたわ。



「じゃあ飛鳥ちゃん、私と一緒にー!」
「やだー!あたしが隣が良いもんー」



それから飛鳥の争奪戦みたいになって。
バスの座席は、その後スムーズに決まった。




私は一人、何とも言えず複雑な気持ちだった。



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