【完】女王様と、ナヨナヨくん。
毎日と約束をしていた、お昼ご飯さえ何となく憂鬱になった。
だって、よくよく原田くんを見ていれば…彼は、ただお弁当を黙々と食べるだけで。
話しかけなければ、自ら私に話しかけるわけでもなかった。
「………。」
こうやって、過ごすことに何か意味があるのかしら。
「西さん…?西さん、」
だいたい、何故原田くんにここまで固執しているのかも分からないわ。
私を見てくれないなら興味ない。
そうでしょう?
それなのに「西さん!!」
「えっ、な…何かしら?」
ビックリした…。
考え中に、突然大声を出してこないでほしいわ。