【完】女王様と、ナヨナヨくん。







毎日と約束をしていた、お昼ご飯さえ何となく憂鬱になった。



だって、よくよく原田くんを見ていれば…彼は、ただお弁当を黙々と食べるだけで。
話しかけなければ、自ら私に話しかけるわけでもなかった。




「………。」


こうやって、過ごすことに何か意味があるのかしら。


「西さん…?西さん、」



だいたい、何故原田くんにここまで固執しているのかも分からないわ。

私を見てくれないなら興味ない。
そうでしょう?



それなのに「西さん!!」



「えっ、な…何かしら?」



ビックリした…。
考え中に、突然大声を出してこないでほしいわ。




< 48 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop