【完】女王様と、ナヨナヨくん。
早速ターゲット、原田くんの確認よ。
窓際の席……本を読んでいるわ。
とりあえず、今日の昼食にでも誘ってみようかしら。
原田くんのクラスに、足を踏み入れると一斉にみんなが私を見る。
私がくることがそんなに驚くことなのかしら?
まぁいいわ。
「ねぇ、原田 新くん」
その瞬間、クラスがすごくざわつきだす。…何なのかしら、落ち着きのないクラスね
「……はい?」
初めて話すけれど、こんな声をしているのね。