【完】女王様と、ナヨナヨくん。
「今日のお昼ご飯にお誘いするわ。一緒にどうかしら?」
「……いや、別にい
「お昼ご飯の時間になったらまた来るわ。じゃあね」
都合の悪い時は自分の言葉を被せて遮ってしゃべる。そして言い逃げする……常識よ。
「やべー!女王様が原田をメシにー!」
「原田くんどーするのー!?」
「とりあえずツイッターで拡散するわ!」
私が去ったあとの原田くんのクラスは、それはもううるさかったわ。
私だったら3秒で黙らせることが出来るのに。そしてツイッターで拡散はしなくて良いわ!
何しようとしてるのよ!?
とにかく。あんな落ち着きのないクラスに在籍するなんて、原田くんが可哀想でならないわ。