【完】女王様と、ナヨナヨくん。
改まって何を言うかと思えば……あれは明らかな告白だったけれど…。
「世間で、異性に『好き』と打ち明けるのは告白ではないと言うことかしら?」
「いや、それは告白だけど。あれは違う人について話してたの!………ねぇ、レーラちゃん。」
飛鳥が、何だか真剣な顔になった。
「レーラちゃんは、原田くんのこと…好きなんでしょ?」
好き…??
考えたことがないから、よく分からないわ。
「そんなこと、分からないわ。」