理想の恋愛関係
流石に落ち込んでしまうのを止められなかった。


仕事が忙しいのかもしれないけど、メール一つ無いなんて。


昨日のはしゃぎっぷりが嘘のように、ノロノロと出勤準備をする。


たかが電話が無いくらいで、こんなにウジウジするなんて自分でもどうかしてると思う。


今までは彼からの連絡が数日無くたって、大して気にしなかった。


おかげで、龍也にはいつの間にか二股かけられていたんだけど。



優斗君が相手だと、毎日でも会いたいし声を聞きたくなる。


私も重苦しい女になってしまった。


相変わらず鳴らない携帯をバッグをしまいマンションを出た。
< 310 / 375 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop