理想の恋愛関係
食事をしてすぐに、優斗君と別れた。


さよならは言わなかったけど、もう二度とこうして会う事は出来ないのかもしれない。


「……」


一度も振り返る事なく、駅に向かって行く優斗君の背中を喪失感でいっぱいになりながら見送った。


自分からは連絡しないと約束したのに、もう追いかけたいと思っている。


その気持ちを堪えて、私は優斗君が見えなくなるまで立ち尽くしていた。
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