今日私は死にました
「…………そう。」
助かって良かったのか、悪かったのか、今の私じゃ全く判断がつかない。
「……生きてて良かった。」
ミネラルウォーターを持つ私の手を雅巳君は冷たい手でギュッと握り、下を向きながら布団に顔を埋める。
「……変なの。私を殺すのは雅巳君だよ?」
「……あぁ、わかってる。」
わかってる、わかってる……と、何度も呟く彼が何故私が生きてることに安堵するの?
何故、感情の無い貴方の目に、
涙が浮かんでいるの?