今日私は死にました


「久しぶり。」



「そうだね、一ヶ月半?二ヶ月くらい?」



「45キロになった。」



「本当に!?凄いね、ルイ。頑張ったね。」






彼の放つ言葉は一喜一憂のように私を振り回すのね。





「頑張ったの……かな?夢中だったから。」



「他に目標が無いんだね。あぁ、死にたいくらいなら有るわけないか。ハハハハっ!」



「…………………。」



「怒った?それとも無感情?」



どちらとも当てはまる時は何て答えたら良いのかわからないだけだよ。




「ルイ。」



「ん?」



「僕は反応が悪い人間は嫌いだな。喜怒哀楽の激しい頭の悪い人間が一番好きだよ。だから、そうだね、違うよ、感情むき出しに吐き出して欲しいよ。約束してね?」



「ん?」



「相づちみたいにキチンと受け答えすること。」





ようするに無視するなってことね。




「雅巳君とは、約束ばかりだね。」



「そう?ルイとの関係を消えない為の薄っぺらい繋がりを作っているだけだよ。だってさ、」



「うん。」言われたばかりの相づち。








「簡単に死なれても僕がつまらない。」





うん、と、言われたばかりの相づちをするのを忘れるくらいに私の存在価値がわからなくなった。



薄っぺらい繋がりに、薄っぺらい私は、彼にとってゴミを扱うのと同じなのかもしれない。








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