【完】★☆恋愛パスポート☆★
私と和真は部室にやってきた。

「話があるんだ・・・」和真は言った。

「えっ、朝から何?」私の心臓はドキドキしていた。

「俺たち、別れないか?」

「えっ?なんで?昨日はプレゼントくれたじゃない?どういうこと?」

「あれは今までのお礼だよ。」

そう言われると、私は首にかけてあるネックレスを左手でぎゅっと握った。


「なんで?私のこと嫌いになったの?」

「いや、実は俺も奈優と同じで本当は医学部行きたいんだ。

だからもう恋愛してる時間はない。真面目に勉強したいんだ。」


「いやいや・・・・」私は余りにもショックで涙がこぼれた。

「ごめん。もう気持ちは変わらないから・・・・」

そう言うと、和真は、あっさり、部室を出て行った・・・・・


1人残された私は、1限目の授業に行けなかった・・・・・

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