【完】★☆恋愛パスポート☆★
泣きながら電車に乗って私が向かった場所、

それはおばあちゃんの店だった。

「おばあちゃん、私、どうすればいい?」私は電車の中で、呟いていた。


駅に着くと、すぐにあの古臭いビルに、私は走って向かった。


そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「トントン」

「・・・・・はい、誰だ?」

「奈々です・・・」


奈々が扉を開けると、奈々の泣き顔におばあちゃんは、たいして驚きもしなかった。


「やっぱり、来たか・・・大丈夫かい?」


「おばあちゃん、同じパスポートちょうだい・・・・」


「奈々、同じパスポートは一つもないんだよ。」


「じゃあ、私どうすればいいの?」


「そうか、お前は昨日までの恋愛をもう一度したいのかい?」


「うん・・・」私はコクリと頷いた。


「だったら、まず、別のパスポートを買う。そして、

3か月後【未来パスポート】を買って、自分の好きなように書けばいいんじゃないかい?

「あっ、そうか、そうしたら、3か月後には、和真と元の関係に戻れるんだ・・・・」


「買う、別のパスポート、買うよ。おばあちゃん。」





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