【完】★☆恋愛パスポート☆★
ビルを出ると、改めて見る、その風景はド派手なものだった。

初めて来た時のように、路上には、ホストとキャバ嬢が溢れかえっていた。

私は、そ~っと、下を向いて、通り抜けるように歩いていると

「ドン!」

誰かにぶつかった。

そこには、背の高いさわやかな黒髪のイケメンが立っていた。

思わず見とれるほどだった。


「すっすみません・・・・」

「大丈夫か?なんでこんな時間にここにいるの?学校は?」

「いえ・・・ちょっと・・・・」そう言ってよけて私が帰ろうとすると、

「ちょっと、待った。これやるよ。」と私の鞄の中に何かを入れた。

「なっなんですか?」

「いいから、気を付けてな。」


私は、和真や奈優のことで頭がいっぱいで、まあいいっかっと思い、


今日はそのまま帰宅した。
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