【完】★☆恋愛パスポート☆★
【放課後】

結局、夢乃は、塾があるのを忘れていたらしく、部活を終えると慌てて帰って行った。

私は、1人、わくわくしながら、駅まで向かった。

この時間なら、話せるかも・・・・



そして駅に着いた。

待って、どうやって声かけよう・・・あ~~思いつかない・・・・

あっ、そうだ、前みたいに、何か落としちゃえ。


私は、そこまでして、輝と話をしたい自分にまだ気づいてもいなかった・・・・


そして、私は、改札のところで、上手く、桃華にもらったピンクのキーホルダーをわざと落とした。


すると、上手いことに駅員、輝が私を呼びとめた。


「すいません、落ちましたよ。」

振り返った私は、満面の笑顔で「あっ、ありがとうございます。」

と答えた。

そして「あの、昨日の奈々ですよ。私のことわかりますよね?」

と小声で言った。
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