【完】★☆恋愛パスポート☆★
【放課後】

夢乃は、張り切って、私のとこに来た。

「奈々、行くよ。超楽しみ~~」そう言いながら・・・・・


私たちは駅へ向かった。


すると、夢乃は、イケメン駅員を見るなり笑い出した。

「あれ、イケメンか・・・・あはははっ」

「なに?知ってる人なの?」私は思わず聞いた。

「お兄ちゃん、あっ、幼馴染のね、駅員になったなんて知らなかったよ。」

「え~~~~~幼馴染、いくつなの?」私は聞いた。

「え~っと、5つ上だから21だね。な~んだ。」夢乃は答えた。

すると、夢乃は大きな声で、駅員に

「お兄ちゃん、こっちこっち。」と呼んだ。

呼ばれた輝は、驚いたように、

「なんだよ、お前かよ。」

「こっちは、親友の奈々。

なに、駅員やってるの?イケメンって言ってたから、わざわざ見に来たのに・・・

お兄ちゃんだったなんて、ちょっとがっかり・・・・」

「うるさい。またな。」


そう輝はいうと、私の方を見ることもなく改札口に戻った。

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