【完】★☆恋愛パスポート☆★
私は帰宅して、すぐに鞄の中を見た。

そこには一枚の紙が四つ折りにされて入っていた。

開いてみると、なんと、輝の電話番号、メアドが走り書きされていた。

そして「約束守れよ。」と一言添えられていた。


きゃあ~~~なんで私に・・・私は慌てて前回もらった名刺を確認した。

やはり、これは個人のメアドだ。どうしよう?

私は胸がドキドキし興奮した。

メールしたら、本当に返事来るんかな?

私は不思議に思った・・・・だから遊び心でメールしてみることにした。


「奈々です。輝さん、仕事の掛け持ちお疲れ様。

本当に私以外誰も知らないんですか?誰にも言いませんけど。」

5分、10分、15分、20分、30分、60分後、ピロローンピロローン


来たあ・・・

「やあ、奈々ちゃんメールありがとう。、本当に誰も知らないから、頼むね。

俺、お金貯めないといけないから・・・・」


「えっ、そんなに必要なの?」奈々は思わずすぐ返信した。

「母さんが、病気なんだ。」今度はすぐに返事が返ってきた。

「えっ?それで頑張ってるんだ・・・・身体大丈夫なの?」



この後、輝から返信はなかった。






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