【完】★☆恋愛パスポート☆★
和真のぬくもりを再び思い出した私は、猛と別れる決意をした。


どちらにしろ、「恋愛パスポート」の消費期限はもう1週間に迫っていた・・・・


駅で話しかけることは、付き合う時に禁止されていたので、駅にはいけない。

私は、再び電話をしてみた。


「もしもし」

「もしもし、ああ奈々、悪かったな。」

「やっと電話通じたよ・・・心配してた・・・・」

「こっちは大変だった。警察がいろいろ調べてきて・・・やっと落ち着いた頃だよ。」

「そっか・・・私もだいぶ痩せちゃった。いつなら会える?」

「奈々に会いたいな、今日今からならいいよ。迎えにいくよ。7時くらいかな。」

「うん、わかった。じゃあ駅で待ってる。」

「了解。」

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