【完】★☆恋愛パスポート☆★
栄街駅に着いたのは、午後4時50分、

私は猛ダッシュで、おばあちゃんがいるビルまで走った。

は~は~言いながら・・・・・

あと3分、あと2分・・・・

やばいよ・・・神様お願い!


そして、4時58分、着いた。


「トントン、おばあちゃん。」私は息を切らしながら、

部屋に入った。

「間に合った・・・・あ~やばかった。」

「奈々、ぎりぎりだ。気をつけなさい。」

「はい、おばあちゃん、これ、ありがとう。」


そう言って、私は恋愛パスポートをおばあちゃんに無事に返した。


「さあ、奈々、次はどうするんだい?」

「あ~全然考えてなかった・・・・・どうしよう。」

「次は【未来パスポート】買えるんだよ。」おばあちゃんはにやりと言った。


私は、とりあえず、猛のもとに帰りたかったので、

「今日はもういい。ありがとう。おばあちゃん。」そう言ってその場を去った。


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