【完】★☆恋愛パスポート☆★
私は再び猛の家へ向かった。

でも、ふと考えてみたら、和真の時のように振られるのかもしれない。

私は、そう思ったが、猛は猛だ。

人も状況も違う・・・・・


恋愛パスポートがなくなって、

猛とどうなるのか、すごく気になった。

それで、また走って猛の家へ向かった。


「ピンポーン」

「奈々、お帰り、なんだそんな慌てて帰ってきたのか?大丈夫か?」

「大丈夫、猛はよくなった?」

「ああ~とにかく中へ入りな。」

「うん。」

猛は、何も変わっていなかった。

恋愛パスポートを持っていた時の私への接し方と何も変わらなかった。

私はすごく嬉しくてホッとした。


そしていつものように背後から私を抱きしめてくれた。

「奈々、愛してるよ。」と耳元でささやいてくれた。




< 199 / 277 >

この作品をシェア

pagetop