【完】★☆恋愛パスポート☆★
家を出て、ちょうど3週間が経過した朝、


私は、布団の中で、猛を強く抱きしめて言った。


「猛、もうがんばらばらなくていいよ。ゆっくりしよう。

私と一緒に死のう。

私もこんな猛を見るのは苦しいよ。

猛とどこまでも一緒にいて、守ってあげるから・・・

私も猛と死にたい。一緒にいたいから。」



「奈々、ありがとう。」そういうと猛は何かから解き放たれたように、

涙を流し、すっきりした顔をした。


「うん。猛、これからは私があなたを守っていく。あの世に行っても・・・・」


「奈々。」そういうと猛は私を強く強く抱きしめた。


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