【完】★☆恋愛パスポート☆★
「奈々、お前は騙されていたんだ・・・危なかった。

こいつは最初から死ぬ気なんてなかったんだよ。」

「た け し?うそ・・・・」


私は、怖くて震えだした。

そんな私を温かく守ってくれる和真。

「どういうこと?」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ようやく起き上がった猛は、こう言った。

「ゲームはまだ終わらないよ。お嬢ちゃん。あははは、あははは。」

猛は奇妙な笑い声をあげた。まるで別人のようだ。

「奈々、あいつはおまえを自殺に見せかけて殺す気だったんだ・・・」

「えっ?」

私は、頭の中がパニックになった。

「どうして?猛、嘘でしょ?」

私がそういうと、猛は私のところまで来て言った。



「バカな女。」








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