【完】★☆恋愛パスポート☆★

「猛、私、何かしたの？ごめんなさい。」

私は訳も分からず、なぜか謝っていた。


私は恋におぼれ、猛におぼれてしまっていたんだ。


「奈々、目を覚ませ。俺が一生お前を守るから。

安心しろ。」と和真の優しい言葉が私の耳に入ってきた。


「・・・・・・うん。」


「和真、猛の目的はなんなの？」


「恋愛パスポートが原因だよ。」


「えっ、えっ、和真、なんで恋愛パスポートを知ってるの？」


「俺も以前使ったことがあるからな。奈々、黙っててごめん。ばあちゃんとの約束だったか

ら・・・・」


猛は言った。「本当にバカな女、俺様がお前みたいなガキ、本気で愛するわけないだろ。」


私は、今までのがすべて猛の計画だったと思ったら、怖くて怖くて震えた。


「さあ、2人仲良く、ここで死んでもらおうか？」猛は言った。