【完】★☆恋愛パスポート☆★
「ちょっと、飯食ってくる。」そういうと和真は部屋を出ていった。



「ねぇ、奈々ちゃん、このクラブ入らない?」

奈優先輩は、私の手を握りながら、ぶらぶらさせて、勧誘してきた。


私は、正直最初はバカにしていたけど、英語が好きだし、かなり興味を持ち始めていた。

「先輩、英語ぺらぺらなんですか?」私は聞いた。


そしたら先輩は、ぐいっと私の顔を引き寄せ、耳元にふっと息をかけ、

I want you to join in this club.
(私はあなたにこのクラブに入って欲しい。)と言った。


なんだかドキっと私はした。

奈優先輩は、背が高く、スタイルもよく、顔も鼻筋が通ってる。

かなりの美人だ。



「ねぇ、お返しに、私の耳元で、その答えを英語でささやいて・・・・」

「えっ、はい。」


私は、イスに座った奈優先輩に「Yes.」

とささやいた。

そしたら、先輩は、「Thanks, Nana. I love you.]

と満面の笑みで答え、私をぎゅっと抱きしめてきた。





話を聞いてみると、奈優先輩は、帰国子女だった。

8歳まで、ニューヨークに住んでたらしい。

英語が上手なはずだ。




そして、私は、先輩と電話番号、メアドを交換し、帰宅した。
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