【完】★☆恋愛パスポート☆★
私は、部室の中で、3人でいることがなぜか楽しかった。

心地よかった。

奈優先輩は眺めてるだけで、ドキドキするし、

和真先輩は優しいし、いろいろ教えてくれる。



「奈優先輩、このDVD、この棚に入れればいいですか?」

「あっ、そこじゃなくて、あっち。」

そう言うと。先輩は私の方へ来て、DVDを持ってる私の両手を上から支えながら、

違う棚へ案内してくれた。


先輩の手がまた私に触れた。


私はなぜか無性にドキドキして、胸が苦しくなった。

そして、緊張のあまり、DVDを落としてしまった。



「あ~すみません。割れてないかな。大丈夫かな?」

すると、

先輩は、「いいわよ。それより怪我しなかった?」と言って、

私を思いっ切り強く抱きしめた。

私は、心臓が爆発しそうだった。
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