【完】★☆恋愛パスポート☆★
片づけが終わると、私は、駅まで、奈優先輩、和真先輩と一緒に帰ることになった。


驚いたことに、和真先輩の家は、私の家と同じ街だった。


先輩が高校生になった時、引っ越しをしたらしい。


奈優先輩は真逆方向なので、頬を膨らましながら、1人可愛くすねていた。


「もう、いいな和真、奈々ちゃんと一緒に帰れて・・・」

そういいながらも、今も私の左手をつないで、歩いてる。

ルンルン気分の先輩、私も違和感も感じず、嬉しかった。



「ほら、空を見て!」奈優先輩が言った。


綺麗な夕日が今日一日を締めくくるようだった。



そして、旭丘駅に着いて、私は、奈優先輩と別れ、和真先輩と一緒に帰ることになった。


男の子と二人きり・・・初めての体験・・・


どうしよう・・・と心の中で叫びながら・・・




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