【完】★☆恋愛パスポート☆★
駅に着いて、同じ方面に私たちは向かって歩いていた。

ふと、その時、道路側を歩いていた私に、ドスン、ゴン・・・

と自転車に乗ったおじいちゃんがぶつかってきた。


私は、あまりの勢いだったので、その場に倒れこみ、手には、擦り傷、足はひどくひねった。

「痛い・・・!」


「おい、大丈夫か。」


「いた~い・・・」泣きそうになりながら、私は答えた。



そして、どこかの知らないおじいちゃんは、「すまん、すまん。」

と軽く詫びてさっさと行ってしまった。



「おい、歩けるか?」先輩はそういうと私の身体を支えて立たせてくれた。

「いた~い。」

「あ~捻挫しちゃったな・・・多分

家まで、おぶってやるよ。」

そういうと先輩は、私を強引に背中に乗せた。
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