【完】★☆恋愛パスポート☆★
帰宅してからも、歩けないので、

私は、それから、お母さんと病院へ行き、レントゲンを撮った。


でも、骨折ではなく、ただの捻挫だった。よかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



その夜、私は、和真先輩にお礼のメールを入れようと思ったが、

しまった・・・まだ知らない・・・・そのことに気が付いた。


奈優先輩なら、知ってるだろうから、先輩に聞いてみよう。


そう思った矢先、私の携帯が鳴った。プルルルプルルル・・・


「奈優先輩だ。」


「もしもし、奈々ちゃん、和真から聞いたけど、大丈夫?」

「あっはい、捻挫でした。で、先輩、私、和真先輩のメアド知らなくて、

お礼の連絡できないんです。先輩、教えてくれませんか?」


すると奈優先輩は一瞬黙った。


「いいわよ。和真は。私から伝えておくよ。」


「でも、明日迎えに来るって・・・・・」


「へぇ~あいつそんなこと言ったんだ。

いいよ、断っておくから。」


「あっ、いつもすみません。じゃあお願いします。」








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