【完】★☆恋愛パスポート☆★
部室に着くと、先輩は洋画の翻訳を始めた。

ものすごい速さで、パソコンを打つ先輩の姿はとても素敵だった。

「奈々ちゃん、やってみるかい?」

そういうと、和真先輩は、私にパソコンを開いてくれた。

そして、背後から私を覆うように、丁寧に翻訳のコツを教えてくれた。

私は、心臓が破裂しそうだった。

だって、昨日の、おんぶ、そして今、ドッキンドッキン・・・・・

なんなんだろう・・・・・


すると「そんな緊張すんなよ。」

と先輩はさわやかな笑顔で、私の頭をポンとたたいた。
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