【完】★☆恋愛パスポート☆★
朝になると、強い光が、奈々の部屋を明るくする。


奈々は、結局、答えも見つからず、学校へ行く準備をし、

外へ出た。


すると、またそこには和真先輩が立っていた。

「おはよう。」

「おはようございます。びっくりした。先輩、もう足は大丈夫ですよ。」

「いや、これから、毎日、学校一緒に行こうかなと思って・・・・・」

「えっ?」

「いやかい?」


「いえ、ただ、昨日の返事は・・・・・」

と私が言いかけたら、先輩は、私の口を押えた。

「俺、こんな積極的じゃなかったんだけどな。

奈々ちゃんがそうさせたんだぜ。」


と先輩は雲一つない青空を眺めながら言った。



カッコイイ~~私は思わず口に出しそうであった。


私、先輩のこと好きになってるかも・・・・・・



私はそう感じた。


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