【完】★☆恋愛パスポート☆★
旭丘駅に着くと、今度は奈優先輩が、私たちを待っていた。


「奈々、和真、おはよう。」

「ってか、なんで一緒にいるの?」

「奈優、一応言っておく。俺、奈々ちゃんと付き合うつもりだから・・・・」

「えっ、和真と?なにそれ?だめだよ。

ねぇ、奈々、嫌だよね?

奈々は私と付き合うのよ。邪魔しないで。」

奈優先輩は不機嫌そうに答えた。


「あの・・・・・私、どうしたらいいかわかりません。

2人とも大好きです。選べないです。」

奈々は答えた。


「いいわ、和真、勝負しましょ。それで勝ったほうが、奈々と付き合えるの。」


「バカだな、お前、奈々ちゃんの気持ち考えろ。ゲームじゃないんだから。」


私達3人に、気まずい空気が流れた。
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