【完】★☆恋愛パスポート☆★
私は、奈優先輩をそのまま抱きかかえ、イスに座らせた。

「先輩、私、先輩といると胸がドキドキするし、キュンってするし、

先輩が大好きです。でも、和真先輩も好きなんです。」


そう言って私は、和真先輩の顔を見上げた。

和真先輩は、一瞬驚いたような表情もしたが、黙ってそのまま聞いていた。



私は、その時、この「恋愛パスポート」の消費期限が3か月であることが、頭によぎった。

残りは、あと2か月。


「私、勝手なのはわかってますが・・・・・・・・
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