【完】★☆恋愛パスポート☆★
こうして幸せな時間を過ごした2人は、帰りの電車の中で、うとうとと眠ってしまった。

和真の肩に、私は頭をもたれかけながら・・・・

とても心地よかったし、和真のいい匂いがプ~ンと漂ってきた。



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駅に着く前に起きたのは、和真だった。

「奈々、おい起きろ。」そう言って横から肩に手を回し、和真はぎゅっと抱きしめた。

その力で、私は、はっと目を覚ました。

「もう次だぞ。」

「あっうん。」私は目をこすりながら言った。

「楽しかったぁ。ありがとうね。」

「あぁ、楽しかったな。また行こうぜ。」和真は優しく答えた。
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